『メジャーリーガーと対等の立場で話せる環境』

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 11月から1月にかけてはメジャーリーグでプレーしているラテンアメリカの選手たちが母国に戻ってきている季節です。
 ある選手はウィンターリーグに出場し、ある選手は来季に向けてトレーニングに励みます。もちろん、母国に暮らす家族や仲間たちとの時間もとても大切にします。

 今回の滞在でもそんな彼らと色々な場所で話をする機会や、エスコヒードのチームメートとして共に過ごす機会がありました。

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(ペドロ・シリアコも本当に気さくで壁を作らずナイスガイです)

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(殿堂入りしたペドロ・マルティネス氏も普通にその辺をフラフラしています。)

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 ウィンターリーグ以外の場で、昨年から一番仲良くしてくれるのはカブスのペドロ・ストロップ投手。
 毎回、訪問するたびに、『僕のアミーゴのトモが来てくれた!』と満面の笑みで迎えてくれ、冗談にも気兼ねなくよく笑ってくれます。来季は440万ドルの契約をしたようですが、日本円で5億円超。ものすごい額ですね。

20160201 JR

 初めて訪れたベネズエラでは超スーパースターのフェリックス・エルナンデスやホセ・アルトゥーベ選手たち、アメリカでは元メジャーリーガーで、これからマイアミでアカデミーを始めるというフアン・リンコン氏ともゆっくり話をすることができました。

 何が言いたいかというと、彼らに会えたことを決して自慢したいわけではなく、彼らが本当にオープンでフラットな関係で接してくれることを少しでもお伝えしたいということです。

 彼らは決して、自分はメジャーリーガーだから偉いというような雰囲気は出しませんし、そもそもそんなことを考えたことすらないというくらいに壁を作らず対等の立場で接してくれます。
 職業や報酬は違っても、どちらが偉いという感覚はありませんし、距離をおくという感覚もないのだと思います。選手から一人ひとりの人生に対する敬意を感じます。

 そういった彼らの姿勢から自分自身のあり方も学ばせてもらっているように感じます。彼らのように、自分も周りの人々に敬意を払って生きているだろうかと。もちろん自分はスターでも何でもありませんが、それは全ての人に必要なことではないかなと思います。

 アルトゥーベ選手はインタビューの中でも話しています。
 『ベネズエラの町中ではあちこちから僕に声をかけてくれる。子供たちは、僕もアルトゥーベみたいになりたいんだと言ってくれる。でも、それは決して野球選手としてだけではなく、一人の人間として僕のようになりたいと言ってくれていると思うんだ。だから、プレーだけでなく、常に人としても彼らにそれを示していく必要があるんだ。』と。

 メジャーリーガーになればそのような言動ができるようになるのか、そのような言動をできる人がメジャーリーガーになれるのか、どちらが先なのか、それとも別の要因があるのかはわかりませんが、メジャーリーガーとして活躍することと、一人の社会人としての人間形成が繋がっているのであれば、これも我々が学ぶべきことなのかなと思います。

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 もう一人のドミニカのスーパースター、ロビンソン・カノーは財団を設立し、自身が生まれ育ったサンペドロ・デ・マコリスという決して裕福ではない町に22校の学校を建設しています。最初に完成したのは、両親がいない5~6歳の子供たちが通うことのできるこの学校。目の前にいる身近なスーパースターが、自分たちのために学校を建設してくれる。
 こんな距離感を日本でも作ることができたらな・・・と願わずにはいられません。

 その実現のためにも、これからも微力ながら行動・発信の継続かなと思っています。
 

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