『意外と?全力疾走する選手たち。』

20160124 Ciriaco bateando

 11月末から1月末までの滞在で、今回はドミニカ共和国、ベネズエラ、コロンビアのウィンターリーグに触れることができました。

 日本でウィンターリーグと言えば、若手選手が経験を積む場所、フリーエージェント(日本のようにFA宣言をしたということではなく、来季の契約が決まっていない選手を指します。)となっている選手のアピールの場所という意味で捉えられる印象があります。

20160124 back

20160124 fanaticos

 確かに、アメリカのメジャーリーグ・マイナーリーグのオフに行われるこのウィンターリーグにはそういった要素も含まれます。しかし、それ以前に球団は独立したプロ球団として経営がかかっているということは日本にいるとあまりイメージできないかもしれません。要は良い内容で勝って良い成績を残せなければ、集客やグッズ販売、スポンサー獲得も見込めませんし、より多くのお客さんが観戦に訪れるプレーオフに進出できないとなると経営的には大きな痛手となります。

 私自身も今回様々なリーグの野球に触れて、思っていた以上に勝敗にこだわるという印象を持ちました。

20160124 1ra y 3ra

 そういったリーグの試合で印象的なのは選手たちの全力疾走です。特にレベルの高いドミニカ共和国とベネズエラの選手たちは、それを怠ることはほとんどありません。
 メジャー球団のアカデミーのコーチも口を揃えて言うのが「当たり前のことを当たり前にすることが大切」ということです。
 『君は全ての打席でヒットを打つということは残念ながらできない。でも、全ての打席で全力疾走をするということは君の意思次第でできること。必ずできることは必ずやる。それを示すことは君のプレーを見に来てくれる観客の方々に対する最低限の敬意になるんだよ。』と、意外にも打撃でいい結果を残すことよりも、当たり前のことを当たり前にすることを大切にする指導が行われていることに気づかされます。

 残念ながらコロンビアのウィンターリーグは、ドミニカ共和国やベネズエラよりレベルがだいぶ落ちるのですが、それは打撃・投手・守備のレベルよりも、実はこの全力疾走をしないところに現れているような気がしました。内野ゴロを打っても一塁までジョギング、内野フライなら走らないなど、残念ながら観客に対する敬意が足りない印象でした。それがそのまま選手たちやリーグのレベルになっているような気がします。

 僕も含めて、日本人は外国人が横柄で全力疾走をしないという印象がありますが、実はメジャーリーグの選手も一生懸命走ります。ドミニカ共和国・ベネズエラのウィンターリーグでも一生懸命走ります。そしてそれがそのリーグのレベルの高さにつながっています。

 さて、日本のプロ野球の選手たちはどれだけ全力疾走をしているか、どのレベルの野球をしているか?観客の方々への敬意は足りているか?来シーズンはそんな視点でも、海外のリーグとのレベルの違いを比較してみても良いかなと思います。

20160124 Jimmy bateando

 観戦している方も選手や球団にナメられたらあきませんよ!!
 対等の立場で、時に優しく、時に厳しい視線で!

20160124 fanatico 2
 

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