『ベネズエラ・ウィンターリーグ』

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 1月2日より南米のベネズエラに滞在しています。
 ミゲル・カブレラ、フェリックス・エルナンデス、ホセ・アルトゥーベ、パブロ・サンドバルなど、メジャーリーグのスーパースターをたくさん輩出している南米大陸で一番の野球の国です。

 まずは首都から第3の都市、バレンシアに移動して、ここを本拠地とするナベガンテス・デ・マガジャネスと首都を本拠地とするレオーネス・デ・カラカスの試合を2試合観戦です。

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 ここに来るまで知らなかったのですが、この両チームは国内で1・2を争う人気チーム同士の対戦のようで、プレーオフということもあってスタジアムはほぼ満員です。

 私は、ナベガンテスで働いておられるトレーナーの方(初対面ですが、すごく面白い方です♪時間がある時はウクレレ片手に歌を歌って、小銭を稼いで、ヒッチハイクで世界中を旅しているとか・・・、同い年ですが日本の生活への復帰は不可能ですね、笑)のご厚意により、ベンチの中で試合を見させていただくことになりました。

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 これまでドミニカ共和国で野球を見る機会があり、同じスペイン語圏ですので、ここに来るまではベネズエラの野球もそう変わらないかなと思っていました。危険をおかしてまで来る必要はないのかなと。でも、来てみれば、やはり『来なければわからなかった!』の連続です。

 出場している選手の個々のレベルは若干ドミニカの方が上かな?と思いますが、ベネズエラの方が試合全体がスムーズで、余計な時間がなく、すいすい試合が進んでいきます。選手もお客さんも試合に集中できる良い空気が流れています。ドミニカは本当にのんびりしているので、試合が長いです・・・。
 意外かもしれませんが、ドミニカ出身の選手はどちらかというと長距離打者が少なく、短距離・中距離の打者が多いのですが、ベネズエラの打者を見ていると中・長距離の打者が多いなという印象です。
 先発投手が早々に降板して、何人もかけて継投していくドミニカ野球、先発がある程度のイニングまで投げる(もちろん球数は重視されていますが)ベネズエラ野球、投手起用法も違うようです。

 何より、教養の高いベネズエラ人!ドミニカの場合は質問してもきちっと答えが返ってくる確率があまり高くないのですが(同じスペイン語圏の人々もドミニカ人は質問に答えが返ってこないと嘆いています。それがまた彼らのおもしろいところですが、笑)、ベネズエラの人はまともに返事が返ってきます(当たり前?)。試合後のベンチもこんなにきれい!日本では当たり前のことですが、これはなかなか世界ではお目にかかれないです!!

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 改めて言うまでもありませんが、ドミニカもベネズエラも日本も、それぞれに長所・短所があると思います。文化も習慣も社会も人種も違うわけですので、違って当然です。大事なのは、自分たちの長所・短所を理解して、いかに持っている力を発揮できるように取り組むか、育成していくかということだと思います。

 人口1000万人から毎年メジャーリーガー150人超のドミニカ共和国、人口3000万人から100人超のベネズエラ、日本は1億2000万人からたった10人です。
 我々はもちろんドミニカやベネズエラの人々とは違う民族ですが、我々もきちんと持てる能力を発揮することができれば、彼らと同等、またはそれ以上の成果を出せるのではないかとも思っています。そのためにも、世界の野球から学び、彼らの成功へのプロセスから謙虚に学ぶことも忘れてはならないことだと改めて思います。

 まだ、たった2日で何もわからない状況ですが、様々なことを考えさせてくれるベネズエラ滞在になっています。このような機会をいただいているみなさんに深く感謝です・・・。

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