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『初上陸!ベネズエラ!!』

201611 aviones

 1月2日、コロンビアのボゴタ経由でベネズエラに入国しました。
 ベネズエラは、(自国アメリカを除いて)ドミニカ共和国に次いでメジャーリーガーを輩出している国で、今年も100人を超える選手がメジャーに昇格してプレーしています。

 ミゲル・カブレラ(2012年にアメリカンリーグ・三冠王)、フェリックス・エルナンデス(29歳ですでにメジャー143勝のマリナーズのスーパーエース)、最近ではホセ・アルトゥーベ(メジャーで最も身長の低い選手ながら2014年にアメリカンリーグ首位打者)など、数々のスーパースターも輩出しています。
 エルネスト・メヒーア、アレックス・カブレラ、アレックス・ラミーレス、ペタジーニなど、日本のプロ野球でも活躍している選手、活躍した選手もたくさんいます。

 野球の前に、ベネズエラという国について・・・。
 チャベス前大統領(社会主義者)の死後、原油価格の低下とその後の政治の腐敗により、国内は混乱状況に陥り、ここ数年では世界最高のインフレ率になっています。
 物価はみるみる上昇し、給料はそこまで上がらないため、多くの国民が生活に苦しんでいるのが現状です。
 政府は1ドル=6.35ボリーバル・フエルテに固定しているものの、ボリーバルから米ドルへの両替は一切できず、インフレが続き価値が下がり続けるボリーバルではなく、米ドルを求めて闇両替を行いたい人が増え続けるため、現在の闇レートでは1ドル=830ボリーバル・フエルテと100倍以上の差になっています。

201611 40d
 40ドルほどで、この札束!

201611 hotel
 ちなみにけっこうきれいなホテルの場合、13,400ボリーバル・フエルテで一泊この札束。闇レートだと16.75米ドルで宿泊できます。公定レートだと1泊2000ドル近く(20万円くらい?)になってしまいます。

 そして、生活に苦しみ続ける一般の国民と(おそらく平均月給は10ドルくらいです・・・)、そのドルを持っている外国人や、一部の富裕層との間に大きな差が生まれ、さらには給料だけでは到底生活できない警察までもが、旅行者や富裕層(日本人も当然狙われる方に入ります)を狙った凶悪犯罪を繰り返す状況になり、経済だけでなく治安も非常に悪い状況にあります。(当然ですが、すべての国民や警察が犯罪に加担しているわけではなく、大半の方は人懐っこくて優しい方々ですが、犯罪者も多いため、警戒心を持って、まずは疑ってかからなくてはならないところが悲しいところです。)

201611 aeropuerto
 (実はこのわずか300メートルほども危ないと言われている、国際線ターミナルと国内線ターミナルの間)

 この闇両替、見つかるとしょっぴかれるそうで、なかなか一般には両替してくれません。宿泊中の結構大きなホテルでもしてくれません・・・。隠れてこっそりやらないといけないのですが、このこっそりも声をかけられた人と両替しようとすると、お金を持っていることを証明するようなもので、そのまま拳銃を突き付けられて丸裸にされてそのあたりに捨てられるケースが多々あるそうです(それでも命が助かるだけマシかもしれませんが・・・)。

 今回は首都カラカスの空港到着後、タクシーで第3の街・バレンシアへ向かいました(高速道路を突っ走って2時間です)。国内でも特に治安の悪いという噂のカラカスを避けようと思っていたのですが、タクシーの運転手が道中で、『カラカスよりバレンシアの方が治安悪いよ・・・』と。思わず絶句してしまいました。

201611 estadio soto

 ホテルに荷物を置いて、ウィンターリーグ開催中の球場へ。ここにトレーナーとして働いておられる日本人の方がいるとお聞きして、訪問しました。その後、チームメートや球団職員の方々を紹介していただいて、その方々からも色々とベネズエラでの過ごし方(大げさに言えば生きのび方)をレクチャーしていただいて・・・、彼らと話しながらこの話を聞いていなかったら、どういう恐ろしい目に遭っていたか・・・、と頭がクラクラしました。彼らにあまり迷惑をかけたくないなとは思いつつ、この地では恩をありがたく受け取って、いずれまたどこかで返すしかないかなとも思い始めています。

201611 estadio naka

 試合はこの日からプレーオフが始まり、国内で1・2の人気を争う、バレンシアのナベガンテス・デ・マガジャーネスと首都のレオーネス・デ・カラーカスの対戦で、球場はほぼ満員で大変盛り上がっていました。野球選手も観客も野球の時だけは、普段の生活を忘れて心から楽しんでいる様子です。
プレーのレベルも非常に高く、かつドミニカの野球とは予想以上に違っていて非常に勉強になります。

 そのベネズエラ野球の話は、次回以降のブログにて・・・。
 まずは今日も無事、ホテルに戻ってこられることを願って出発です・・・。
 

コメント

いつも興味深く読ませていただいています。
ドミニカの時のじんとする記事とは180度違う世界に読んでいても頭がクラクラします…。
けど、これもその国の現実であり個性であり、生まれ育つ方々の祖国なんですよね。
しっかりと読みそして勉強させていただきます。
どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。
2016/ 01/ 04( 月) 07: 29: 54| URL| elica# L8AeYI2M[ 編集 ]
 

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