砂漠の中で1泊・・・宇宙とつながる場所

ワディラム 1

 この週末、生まれて初めて砂漠の中で眠った。

 ヨルダンの首都アンマンからバスとタクシーを乗り継いで5時間半ほど。絵に描いたような砂漠とそそり立つ岩山。ゆっくりと通り過ぎるラクダたち。ワディラムにはベドウィンと呼ばれる民族が今も暮らしている。

 昼の絶景、サンセットの美しさ以上に驚かされるのは満点の星空。ものすごく大きな流れ星もいくつか見られる。

 夜10時過ぎ、みんなが寝静まるとマットを砂漠に敷いて寝転がる。星の光以外、何の明かりもなく、何の音もない正に静寂。
 
 ため息は疲れた時や嫌な時にしか出ないと思っていたけど、あまりにすごい光景に出くわした時にもいっぱい出るらしい。

 余計なものが何もないということがこれだけ素晴らしいとは知らなかった。いつの間にか我々はあまりにもたくさんのものにしばられ、見えるものも見えなくなり、聞こえるものも聞こえなくなり、感じられるものも感じられなくなってしまっているのではないか。何もなかった時代の太古の人類はもしかしたら宇宙とも交信できたのではないか。そんなことさえ想像してしまう強烈な星空。

 朝食をいただいてワディラムを後にすると、そのとたんに、これがほしい、あれがしたいと考え始める自分、まあたった一晩でそんなに簡単に人間変われるわけないわな。

 ペトラ遺跡(多分行かずに帰国する)や死海が有名なヨルダンやけど、ワディラムだけのために来ても良いと思う。宇宙を感じたければ夏の新月の夜にワディラムまで。
 

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