『その大会は本当に高校生のための大会ですか?』

カルタヘナ 子ども1

 どうやらJAPANでは、春の甲子園大会が始まったようですね。

 世界的に見てもこの大会の大きな特徴はトーナメント形式で行われていることだと思います。これまでいくつかの国の野球に携わってきましたが、どこもリーグ戦形式で行われていて、トーナメントの大会はなかなかお目にかかることができません。それぐらい、小中学生を含め、日本のアマチュア野球は世界的にも特徴的(大いに変わっているの)だと思います。

 そこで我々が考えなければならないのは、日本以外の国ではなぜリーグ戦で行われているのかということだと思います。

 これまでにブログにも記載したことがありますが、そもそも野球はどちらが勝つか非常にわかりにくいスポーツです。プロ野球でも80勝60敗で優勝の可能性がある、つまり4勝3敗ペースで上出来のスポーツです。

 ではなぜ、高校野球は1回負けたら最後のトーナメントの大会になっているのでしょうか?なぜそうしなければならないのでしょうか?

 トーナメントの方が見ている方はハラハラドキドキでスリルがある。
 負けて泣いている選手を見て感動する人が多い。
 そのためテレビや新聞で報道することでスポンサーも得やすい。
 さらには学校の名前も宣伝することができる。
 日本一を決めなきゃいけない。

 しかし、よく考えてみてください。
 プロでも勝ったり負けたりのスポーツなのに、高校生やさらに小さい小学生・中学生に絶対に勝たなきゃいけないトーナメントで試合をすると色々な現象が出てきます。
 試合に出る選手がほぼレギュラーだけに限られる。
 いくら才能を持っていても他にその時点で良い選手がいたら試合に出れない。
 エース投手の投球過多。思い切って変えれない。
 一つのミスが命取りになるためオーバーワークの練習となる(故障・燃え尽き症候群の原因)。
 ミスを恐れて思い切ったプレーができなくなる。

 その結果どうなるか?
 エースやレギュラーの中から将来プロで活躍する選手が少なくなり、レギュラーになれなかった選手たちは自信を無くして野球から離れていきます。

 実は中高時代に目立っていなかった多くの選手が(たまたま野球を続けていたから)プロに入って活躍していたり、強豪校と言われる高校からプロで活躍する選手がほとんど出ていなかったりすることを知っている人がどれくらいいるでしょうか。

 10代のうちに、積極的なプレーをしてうまくいってもいかなくても、それをまた次のプレーに活かす。勝っても負けても一喜一憂せずに、目先の結果に囚われず思い切ったプレーを続ける。そうやって選手育成をしているラテンアメリカの国々とどんなに差がついていることか。。。

 近い将来、日本でも高校生のための本当の高校野球が開催される日を願って、まずは見ている側(大人)が意識を変えていくことが大切なのかなと思います♪  

コメント

強く同感いたします
2015/ 03/ 28( 土) 18: 23: 42| URL| 齋藤謙信# -[ 編集 ]
 

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