やりたいこと、やらなければならないこと。

バウティスタ 2014年5月

 今年に入ってグアテマラから帰国し、その後たくさんの方から、今は何しているの?何がしたいの?どうやって稼いでいるの?とよく気遣っていただいています。大変ありがたい話です。

 月日が経つと思いも薄れてしまうものなので、ここにちょっと考えを記載しておこうと思います。

 ①ラテンアメリカで痛感させられた、選手指導法に関する日本との大きな違い

 ドミニカ共和国のMLB球団アカデミーで長年指導されている方(ドミニカ共和国人)とグアテマラ派遣中に一緒にお仕事をさせていただき、様々なことを学ばせていただく中で、彼らの指導方法と日本の指導方法に大きな違いがあることに気付かされました。

 小学生は好きなように思いっきり野球を楽しみ、中学生はアカデミーにスカウトされるために個人の可能性を広げ、アカデミーに入ったら将来にわたって活躍できるように着々と準備をする。

 もちろん各年代で試合もありますが、その日の勝利よりも将来にわたって活躍するために個人の能力を存分に伸ばせる場所がドミニカ共和国にはあります。

 一方で、日本では小学生から大学生まで、いつの時代も子供たちはその年代ごとに勝つことを求められています。日本でよく見る光景、負けたチームの監督が選手を叱る、チームの勝利のためにエースが投げすぎる、その年代の大会に勝つために猛練習をする、ということはドミニカ共和国のどこを探しても見当たりません。

 指導者と選手の関係も、ドミニカ共和国ではお互いがお互いをリスペクトしています。指導者も選手に対するリスペクトを全く怠らないんですね。

 これはもしかしたら、日本の野球指導って(野球に限らず?)、とんでもない間違いをしているんじゃないの??と、現地で感じたことがきっかけです。

 ②日本の野球指導現場を少しでも正しい方向に!

 確かに日本の野球にも良いところはあります。グラウンドにゴミを捨てずきれいに使う、道具を大切に扱う、例え試合に出られなくても味方の選手を応援する(コロンビアの子供たちはスタメンじゃなかったら、おれを使わない監督はバカだと言って家に帰ってしまいました、苦笑)。これらは日本では当たり前のように行われていますが、実は世界に誇れる日本の素晴らしさだと思います。

 一方で、長い視点で見た選手の技術向上のための指導、将来の可能性を広げるための指導という意味では、プロから少年野球までもっともっと改善点があるのではないかと感じています。

 指導者だけでなく、マスコミも学校も保護者の方々も、良かれと思ってしていることで逆に子供たちの能力を狭めてしまっているのではないか?と思う自分がいます。

 それは、①で記載したように、小・中・高・大の各ステージで常に勝つことが求められているが故の大きな代償なのだと思います。プロの若手もそうですね。

 もちろんゲームだから勝つためにやるんです。でも、勝敗よりももっと大事な10年後・20年後に子供たちがどう育っていくか、そのために大人はどうあるべきか、ここをもっともっと追究していく必要があるのではないかと感じています。

 日本の規律・協調性を大切にしつつ、一方でドミニカ共和国の子供たちのように、もっと伸び伸びと個人の能力を伸ばすことのできる環境を日本の子供たちのために作っていきたいと思っています。

 ③もうかりません!?

 上記で述べた考えをどんどん広げていきたいと考えていますが、もちろんそんな簡単なことではないでしょう。すぐに変わることもないので、できる限り長く継続していくことも大切です。

 こういった思いや考え方をある程度の形にして、ビジネスとして成り立たせて継続していく必要があると考えています。

 やりたいこととやらなければならないことが一致しているので、非常に楽しみな一方で、本当にこれを継続していけるのかという不安ももちろんいっぱいです。

 それでも、日本の子供たちの将来のために、とにかく行けるところまで行ってみます。そして、成果を出していくためにはもちろん自分一人ではできることが限られています。皆様の協力あってこそですので、これからも引き続き暖かいご支援をお願いするとともに、色々と企画した際にはこのブログなどを通じて発表させていただきますので、可能な限りご協力いただけるとありがたい限りです。

 日本にも素晴らしい文化・習慣があります、でも野球に限らず全ての面で我々はもっともっと国内外問わずに学んで成長することもできると思います。みなさんと一緒に学びながらより良い日本をつくっていくことができればと願っています。
 

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