『これからの中学野球、高校野球は低反発バットで!』

皆さま、こんにちは。
ご存じの通り、日本だけでなく、世界中で新型コロナウィルスが猛威を奮っています。
健康被害はもちろんのことですが、スポーツも含めて、多くの社会活動が停滞し、ここまで影響が出るとは想像していませんでした。
少しでも早い終息と平常が取り戻されることを願うばかりです。


ボーイズリーグは2月末からの活動自粛期間が3月20日に部分的に解消され、4月1日現在、なんとか活動を行うことができています(大会や対外試合は禁止、練習参加もあくまで各家庭の判断で強制はしていません)。

新0402ブログ用

新0402ブログ用②

子どもたちが元気いっぱい野球に取り組めること、当たり前のことが幸せな環境なんだと改めて実感しています。


野球界では、一昨年から一般的にも話題になってきた投球数制限ですが、これまでの日本の野球界の様々な構造上の問題から発生していると思います。
もちろん、投手の投球数・登板間隔をある程度コントロールしていくことは現代においては重要だと感じていますが、投手の酷使、怪我に関しては日本の金属バットにもその要因があるように思います。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本の金属バットは世界的にみても非常に飛びすぎるバットと言われています。
高校生の世代で国際大会では木製バットを使用、芯の大きさも違いますし、反発力も違う、そもそも木製と日本の金属バットでは打ち方が全然違ってくるため対応に苦慮します。


そして、反発が強すぎるが上に、必然的にヒットが増え、長打が増え、球数が増え・・・、打たれたくないが故の変化球が増え、連投で投手の疲労はさらに蓄積し、故障に至る・・・。
もちろん、見直すところがたくさんありますが、バットを見直すことはとても重要だと思います。


中学硬式野球もしかり、残念ながらプロで活躍する投手が中学軟式出身者が多い事実を見ても、このバットのあり方を考える必要があります。


私も少し携わらせていただきましたが、プロスペクト株式会社ではIPセレクト社製のBBCOR.50認証の低反発金属バットを発売開始いたしました。

ブログ用低反発金属バット②

ブログ用低反発金属バット

BBCOR.50とはアメリカの反発係数の数値で、高校生(年代的には日本の中学3年生以上)はこの数値をクリアした低反発のバットしか試合で使用できません。


このようなバットが日本の中学・高校の年代でも広がり、大会等のルールで定められることにより、投手の故障の予防、打者の将来的な打撃力向上の両方に寄与できるのではないかと思います。
また木製バットに近い反発係数での打撃ですので、指導者の指導力向上もさらに必要になりそうですね。


より良い日本の野球界の環境づくりに引き続き皆さまと一緒に取り組んでいければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!!