『監督として』

 皆さま、こんにちは!


 遅ればせながら、2019年の9月より、堺ビッグボーイズ中学部の監督を務めることになり、新チームスタートとともに活動を開始しています。
約90名を預かる大きなチームですが、少しでも良い方向に持っていければと思っています。
相変わらず国内外問わず出張が多いのですが、優秀なコーチの方々の力を借りながら進めていければと思っています。

試合前

 これまでも様々なところで発信してきましたが、堺ビッグボーイズは様々なチャレンジを行っています。
投球数制限や変化球制限、練習時間短縮、怒声罵声の禁止などは、ここ1~2年で世間でも話題になるもっと以前から実施しており、常に未来を見越したチャレンジはこれからも行っていきたいと思っています。
これはチームとして2年連続全国制覇を成し遂げた際に、その年代の選手たちが思いのほか伸び悩んだこと、周りのチームでも同様の現象が起こっていることにも起因しており、私自身も海外の育成方法を目の当たりにして日本の子どもたちの未来をもっと広げられるのではないかとの想いももって取り組んできました。
 このような発信もあり、堺ビッグボーイズに非常に多くの子どもたちが集まってくれるようになったことは大きな成果でもあります。(今では小中学部合わせて180名を超える組織になりました・・・)

円陣

 一方で、周りからは誤ったとらわれ方をするケースもあるように感じています。
いわゆるこれらの取り組みは反勝利至上主義の取り組みですが、勝利至上主義の反対=勝たなくていい、気楽にやればいい、と理解されるケースが多くあります。しかし、これは我々の目指すところではありません。


 やりたいことは・・・、
1に選手の将来的な活躍を最大限考えた指導。
将来の活躍や、人間的成長を重視し、怪我で苦しませない、燃え尽きさせない、若いうちの酷使をしない、姑息な手段は使わないことを大前提として・・・。
その上で、スポーツなので当然ですが、最大限勝利を目指す!ということを選手・指導者とともに目指していきたいと思っています。
反勝利至上主義を勝利からの逃げに利用するつもりは全くありません。

イェーイ

これらを実現するための方法を常に探し続け、実行していきたいと思っています。
38歳にして、また新たな学びの旅が始まったような気がします。
すべての機会に感謝して、皆さんと一緒により良い方向に進めていくことができれば。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。