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『アメリカと日本の高校野球、ここまで違うか・・・』

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 ドミニカ共和国からの帰りにロサンゼルスに立ち寄り、各世代の野球を観てきました。
 まずは、一応(?)アナハイムまでドライブし、エンゼルス対アスレチックス戦を観戦。
 エンゼルスの先発ピッチャーが打ち込まれ、2回表で0-6。散々な試合を観に来てしまったなと思ったら、そこから大逆転で12対9やったかな。大谷選手の3号ホームランもお目にかかりました。シモンズはじめ、メジャーリーガーの内野手の好守には何度もうならされます。そのためにチケット代を払っていると考えてもOKです。

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 今回は春のアマチュア野球シーズン(カリフォルニアは大学・高校共に春がシーズンです)だったこともあり、初めて大学野球の観戦に。
 UCLA対スタンフォード大学の対戦。お互いにめちゃくちゃ頭の良い名門校同士の対戦です。聞けば、やはり勉強はできないけど野球はできるという選手は入学できないようで(日本でいう推薦入学はなし?)、どの選手もとっても勉強ができ、野球もそれなりの実力でスカウトもよく来て、ここからメジャー球団と契約する選手も出るとのこと。東大や京大からプロ選手が出ると、それなりに話題になりますが、こちらでは特に超有名難関大学からプロ選手が出ても普通なのかもしれません。
 もちろんレベルも相当高く(特に打者の打ち方は全然違います!)、この日は乱打戦になり長い試合となりましたが、観ていて全く飽きのこない試合でした。

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 高校生の試合は、毎年、夏に実施している堺ビッグボーイズのロサンゼルス遠征で親善試合をして下さるレドンドユニオン高校対サウストーランス高校の試合を観に行きました。
 どう表現したらいいのか、わからないのですが、とにかく両チーム、常にアグレッシブです。投手はどんどんストライクゾーンに投げ込み、打者もどんどん振っていきます。このアグレッシブさは、観に来ていただくのが一番伝わるのではと思うのですが・・・。
 バットは大学も高校も金属バットですが、日本のものとは違い、反発係数が木製バット並みに抑えられているため、なかなか飛んでいきません。日本のように前で(投手寄りで)打つのではなく、体の中にボールを引き付けてキャッチャー寄りで打たなければボールに力が伝わりません。これは、将来木製バットを持った時にも弊害が極力少ない金属バットではないかと思います。日本でもいち早く導入すべきだと思います。甲子園のホームランは半減どころか、ひと夏で10本も出ないかもしれませんが、将来メジャーで活躍する打者は増えるかもしれません。

 指導者も選手も、勝利を目指してもちろん一生懸命ですが、球数もリーグで決められており、投手も何度か交代していきます。

 驚くべきは、高校生の公式戦であるにもかかわらず、日本の甲子園大会のような大会形式と全く異なることです。

 この地域ではビーチリーグと言われるリーグで、3月から5月くらいにかけてリーグ戦を行い(基本的にホーム&アウェイ)、各チーム合計30試合ほど。成績の良かった何チームかはカリフォルニア州のおそらくロサンゼルス近郊の勝率が良かったもの同士のトーナメントを戦います。そして、高校の年代はそこで終わり。アメリカの高校野球にその先はありません。

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 日本でいうと、各都道府県内の近い高校同士(例えば堺市内のみの高校同士)で何か月かリーグ戦を行い、優秀だったチームは各都道府県の中で(例えば大阪府下で)トーナメントをして、終わり。近畿大会、関東大会もなければ、もちろん甲子園大会のような全米ナンバー1を決める高校生の全国大会はありません。

 それくらい、まだまだ高校生のように技術も精神も未熟な若いうちに、ナンバー1を決めることの意義を見出していないのだと思います。逆に高校ナンバー1を決めることに重きを置いて早熟させたり、無理させたり(怪我をさせたり、燃え尽きさせたり)しているのではないかということに我々は改めて気づかされます。

 全国大会がないからお遊びなのかと言えば、もちろんそのようなことはなく、指導者も選手も超アグレッシブです。アメリカは高校以外のクラブチームの存在もありますが、このような高校野球のシステムでも、日本人がなかなか入り込めないメジャーリーグで活躍する選手を多数輩出していることを考えると、高校野球のシステムもこちらの方が理にかなっているのかなとも思います。
 
 ちなみに、こちらでは高校・大学においてはとにかく勉強が優先とのこと。成績が足りなければ問答無用で、出場停止、野球部から除名、それどころか大学では成績に改善がみられなかったら途中で退学させられてしまうと。そもそも高校で輝かしい全国大会の舞台などもないので、みなが個々に大学に入学し、野球を続けられるように、勉学を第一に励む。そのため、練習時間も普段から2時間、長くて3時間ほど(おまけに春休みや夏休みのような長期休暇中は学校も部活も全く無しとのこと)。

 日本では、うちは文武両道だと言っている高校もありますが、それは当たり前のことであって特に褒められたことではないのかもしれません。ましてや、彼は野球があるから勉強はほどほどで良い、僕は野球しているから勉強ができなくて良いなんてことは、そもそもあり得ないことなのだと思います。

 海外で野球をみて、改めて感じること、もちろん日本の良いところもたくさんありますが、とにかく海外のいいところからも謙虚に学び、変化を恐れず全体のシステムや、野球部のあり方、指導のあり方を変えていくことだと思います。

 今の日本のやり方が子供たちにとって本当にベストか?と考えれば、変化することに何も恐れはないでしょう?力を合わせて、変えていきましょう、日本野球を!今日から日本での活動再開です!
 
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『この国の野球を知って、何をしたかったのか!?』

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 みなさん、こんにちは!
 3月末から、1週間だけですがドミニカ共和国に滞在する機会がありました。
 ドミニカ共和国を離れたのはたった2か月半ほどですが、ものすごく久しぶりに来たような気がします。

 今回は短い滞在でしたので、再会できた方もいれば、残念ながら会えなかった方もいらっしゃいます。

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 メジャー球団のアカデミーの指導者の方々、アカデミーのトライアウトに合格するために練習に励むプログラムの選手や指導者の方々に接し、リーガ(小学生のリーグ)は今回見られませんでしたが、道端でビティージャ(ジュースのキャップを細い棒で打つ遊び)をする子供たちをみていると、日本の野球が忘れている、気づいていない何かを、改めて感じさせられます。

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 くしくも日本は春の高校野球の最中でしたが、日本のように18歳をピークに持っていくシステムでは、子供たちの本当の能力は最大限出し切れない、むしろ最大限出すことを阻害してしまうケースも多々あります。投手の投球数、登板間隔、変化球はもちろんですが、金属バットでしか打てない打撃フォームはボールを打つポイントもドミニカ共和国と全然違います。少なく見積もって50センチ、下手したら1メートルも日本の選手の方が打つポイントが投手より、ドミニカ共和国の方がキャッチャーよりです。もちろん、18歳をピークとしない、その先も考えるならば間違いなく後者で打つべきでしょう。指導者はそういった指導ができなくてはなりません。

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 悪く言いたいわけではありませんが、ドミニカ共和国の指導者は日本の野手の堅実な守備をみてどういった感想を抱くかと言うと、まるでロボット、ロボコップに華麗な守備はできないと、正直な感想を言ってくれる指導者の方は教えてくれます。エラーしてはいけないと堅くなるのではなく、基本は大切に、でも自身の思うように、『自分に光を与えて自由にプレーすれば良い』と教えてくれます。これも、メジャーで多数の二遊間を輩出している(日本は現在1人もいない)この国から学ぶべきところが多いのではないかと思います。

 この国の野球を初めてみた時の『日本の子供たちにも、ドミニカ共和国のように長い目で見て、最大限の力を発揮できる指導・環境を用意したい。』という想いを来るたびに思い出させてくれます。

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 今の活動を初めて3年半が過ぎました。まだまだ1歩も踏み出せていないかもしれませんが、みなさんの力をお借りして日本の野球をより良い環境にできればと思います。

 しばし、ロサンゼルスに寄ってから帰国します。また、日本でもみなさんにお会いできる日を楽しみにしています!

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