『収穫多き大会』

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 ここ1か月、ボーイズリーグ阪南支部予選の様子を記載してきました。応援ありがとうございました。
 予選リーグ→決勝シリーズという予選方式を支部の方が採用してくださり、これまでの日本のアマチュア野球の慣習であるトーナメントであれば、長くても2回の土日の4日間(最初の試合から決勝まで、たったの9日間)で終了するところ、雨も1日挟み、結果的には4週間にわたる予選となりました。
 運営の方々にはトーナメントに比べてご負担もおかけしたかと思いますが、その分、選手たち、そして指導者もたくさんの経験を積むことができたのではないかと思います。

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 堺ビッグボーイズは予選リーグを勝ち抜き、決勝シリーズ準決勝も延長タイブレークの末に勝利、決勝戦まで進みましたが、決勝戦では力を出し切れず準優勝ということになりました。優勝できなかったとはいえ、それでも成績は3勝1敗。プロ野球のチームは143試合を戦って、勝率6割ほどで優勝するのですから、十分に立派な成績です。

 今回、我々のチームの対戦も含めて、たくさんの接戦の試合がありました。
 試合を通じて、経験もたくさんして、子供たちが成長していく。そんなことも大いに実感できました。こんな試合が(もちろん勝ったり負けたりしながら)たくさんできれば、どんなに成長できるだろうと思わずにはいられませんでした。

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 できることなら、もちろんたくさんのハードルを越えなければならないと思いますが、少年野球も、プロ野球のようにとまではいかなくても、何か月にもわたるリーグ戦を行うことで、様々な選手にチャンスを与えながら、お互いに成長できるのではないかなと思います。もちろん試合数を多くするのであれば、投球数や連投の制限、場合によっては変化球の制限も設けて、怪我の予防にもつなげていかなくてはいけないと思いますが。

改めて、大切なことは、選手たちの野球を通じた成長なのだと感じています。勝利を目指すということが、選手たちの成長を促す要因になることは間違いありません。ただ、勝利自体が最終目的ではなく、それを目指すことがあくまで子供たちの成長を促すための一つの手段であるということも我々は忘れてはいけないのだと思います。

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手段と目的を混同せず、日本の野球環境が良くなることを願って!Vamos Adelante!!