『フューチャーズ・パートナー!』

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 3月28日(火)、29日(水)の2日間、堺ビッグボーイズと旭川道北ボーイズの選手たちは合同練習を行いました。
 旭川道北ボーイズさんは、我々の理念と共に活動していただいているフューチャーズ・パートナーです。下記もHPご参照ください。

 http://bb-future.net/partner

 残念ながら、日本では主流となっている『今、目の前のための野球』ではなく、『真に、子供たちの未来のための野球』に共にパートナーとして取り組んでいます。
 もしかしたら目の前の結果に対しては少し遠回りになるかもしれませんが、子供たちが将来野球選手としても、社会人としても必要となる『考えて行動する力』、『自由な発想力』を野球の中で養える環境を作るためにはどのような指導をすれば良いか、引き続き共に考えて活動していきたいと思っています。

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 今回は昨年の夏にロサンゼルス遠征に一緒に参加してくれた旭川道北ボーイズの選手たちとも再会することができました。
 子供たちは春の快晴のもとで、合同練習を存分に楽しんでくれたのではないかなと思います。力みなく、すくすくと育てる環境作りに取り組んでいければと思っています。

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 旭川道北ボーイズの皆様、お越しいただきありがとうございました。
 また、会える日を楽しみにしています!!
 See you soon!!

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『課題に真摯に向き合う!』

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 LAにて、WBCを観戦しています。
 残念ながら、日本は敗退してしまいましたが、米国相手にナイスゲームだったのではないかなと思います。
 見た感じ、アメリカはオープン戦の延長というイメージで、もちろん試合なので勝ちには行っていますが、力の出し具合はシーズンに比べればまだまだ。投手は経験を活かして打たれにくい投球をしていましたが、打つ方は調整段階といった印象でした。天候も小雨が降り、肌寒かったのでなおさらでしょうか。

 野球なので、もしかしたら昨日の試合も勝っていた可能性もありますし、負けてしまったからといってすべてが悪かったわけでもないと思います。

 ただ、大事なことは結果ではなく今後に向けて、日本の野球界はどう課題と向き合っていくか、なのだと思います。これはプロ野球、今回の代表チームがということだけではなく、小学生からのすべてのアマチュア野球も含めて取り組んでいく必要があると思います。

 例えば、千賀投手が好投しましたが、なぜ同じ県の強豪校と言われる高校出身ではない彼があの舞台で投げているのか?中学・高校時代に彼よりも才能豊かだった投手はどこへいったのか?観戦からホテルへ戻って目にした球数200球を超えて投げさせる大会も今後の大きな課題だと思います。プロでもこの時期100球を超えて投げていません!高校生ならなおさらです!!

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 毎度、国際大会に出るたびに言われている動くボールへの対応(個人的にはチェンジアップへの対応も含めてだと思いますが)は、プロに入ってからではなく、特に高校年代までの金属バット使用も大きく影響していると思います。日本の打者の打つポイントとアメリカ・プエルトリコ・オランダの選手の打つポイントは全然違います(写真の選手以外は)。これもジュニア年代からの取り組みの違いが大きな要因と思います。

 天然芝でも守れる、柔らかいグラブさばきは小学生・中学生の指導法(正面に入れ、ガッチリ捕れ!)から見直すべきとも思います。

 そして、何より野球人口が減少し続けていることにどう対処するのか。

 そういった意味でも今後に向けて、アマチュアも含めた野球界全体での10年後・20年後に向けた取り組みが重要だと思いますし、ジュニア年代の指導・育成に関わる一人として、できる限りの取り組みと発信を行っていくことができればと思いを新たにする滞在になっています!

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『世界のチームと切磋琢磨』

 『国旗をつけた戦いで、負けていい戦いなど1つもない。明日は全力で試合に臨むから心配しないでくれ。』
 2006年の第1回WBCでメキシコの選手が語った言葉をWBCが開催されるたびに思いだします。
 2次ラウンド2連敗で敗退が決定し、最終のアメリカ戦を翌日に控えたメキシコチームは練習をせずにディズニーランドで観光、一方でアメリカと韓国に敗れ1勝2敗となった日本は自力での準決勝進出のチャンスはなくなり、あとはメキシコがアメリカに勝ってくれることを願うしかありませんでした。にもかかわらず、肝心のメキシコチームはディズニーランドへ・・・。明日の試合に向けて練習しなくていいのかと質問した記者に、監督や選手は上記のように答えたと報道されました。
 翌日の試合はその言葉通り?メキシコがアメリカに勝利・・・、アメリカに変わり、日本の準決勝進出が決まったことをつい先日のように思い出します。

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 先日、日本が準決勝進出を決めた第4回WBCですが、なかなかライブで試合を観ることができず、ようやくイスラエルとの試合を出張先の方々と食事を取りながら観ることができました。様々なプレッシャーがある中、国を代表して全力で持っている力を出し切ろうとするプレーは人々を魅了します。すべての国の選手に敬意を払いたいと思います。
また、今回、韓国や台湾を破り、日本とも接戦を演じたオランダやイスラエル、カナダに勝利しアメリカやドミニカ共和国と延長戦まで戦ったコロンビア、ベネズエラ・メキシコを大いに苦しめたイタリアなど、国として野球はまだまだ盛んではないチームが、強豪国と互角もしくはそれ以上の試合をしていることは世界の野球界全体の発展につながるのではないかなと思います。

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 海の向こうでは、世界でも有数の野球強豪国、アメリカ・ドミニカ共和国・ベネズエラ・プエルトリコが2次リーグを戦っています。戦力的には一番劣るのではないかと思われたプエルトリコが全勝で突破。現在、アメリカとドミニカ共和国が最後のひと枠をかけて試合をしています。野球はどこが勝つかわからない、だからこそ面白いという展開になっているのではないでしょうか。

 自国の応援ももちろん良いのですが、世界最高峰の選手が国旗をつけて戦う大会だからこそ、お互いの国から学び合える機会になればとWBCが開催されるたびに思います。勝った負けた以上に、それが各国の野球の未来に繋がっていくのだと思います。各国の選手がどのようなプレーをしているか、そこにたどり着くまでにどのような取り組みを行っているのか。野球に、スポーツに、教育に携わる方々と常に学び合える姿勢で観戦できればと。
 Vamos Japón! Siempre Agresivo!!