先週は新潟→横浜→東京へ5日間の出張でした。
当たり前ですが、それぞれの場所で皆さん頑張っておられて、とても良い刺激になりました。
新潟医療福祉大学の野球部立ち上げから4年目を迎えた高校時代の恩師は、部員130人となりリーグ戦も絶好調の滑り出し。 我々の仲間もこの4月からコーチとして大学で新たな人生をスタートされています。


昨年12月に、ドミニカで武者修行?(ウィンターリーグには出られませんでしたが、現地のマイナーリーガーやマイナーを目指す若手選手たちと一緒に練習)していた横浜DeNAベイスターズの飛雄馬選手は、今シーズン初スタメンで初ヒット!思わずスタンドでスタンディングオベーションしてしまいました♪


22日に社員研修の講師としてお招きいただいたスワロースポーツさんも、とても積極的で明るい社員のみなさんの活躍もあり、活気ある会社でした。
もちろん、今の結果だけが全てではありませんが、様々な場所で様々な立場の方が強く前進しておられる姿を目の当たりにし、自身も自身の立場で突き進んでいこう!と思える出張になりました。
気候も陽気になってきましたね!
今週も元気にバモスです!!


昨年より、高校や大学の野球部、その他の部活動の生徒さんらを対象としたセミナーを定期的に開催させていただいています。
アジア、アフリカ、ラテンアメリカでの野球指導経験、ドミニカ共和国でのメジャーリーガー育成法、これらの様々な国での経験を現役の生徒・学生たちにも伝えてほしいと、複数の高校・大学からオファーをいただいて実施しています。

全6回のセミナーをすべて受けていただいたのは現在のところ大阪の旭高校野球部・ラグビー部、香里丘高校、門真なみはや高校、奈良県桜井高校、岐阜県大垣東高校野球部のみなさん。
どれだけうまく話せたかは疑問もありますが、それでも普段見聞きしない国の野球や文化に触れていただき、彼らの野球観・人生観に少しでも良い変化や成長をもたらすことができたのではないかなと思います。

『日本で不自由なく野球できることが、世界では決して当たり前ではないこと。』
『自分たちの能力をもっともっと引き出せる取り組みや練習方法が他の国ではすでに実施されていて、日本でも実施可能なこと。』
『ますますグローバル化が進み、変化する世の中で、世界がどんな状況になっても強く逞しく生きていくために野球を通じて学んでおいてほしいこと。』
日本で普通に生活をしていれば気づかなかったことから、彼らが学び成長してくれればうれしく思いますし、もしかしたら今は理解できていなくても、将来なんらかの問題に遭遇した時に、ふと思い出して参考になることがあればそれもまた価値あることなのかなと思います。
『世界に出て、様々な経験をしている阪長から直接生徒たちに色々なことを伝えてもらおう!』
『1回きりでは深く話せないだろうから、定期的に来てもらおう!』
『自分の学校だけではなく、多くの学校の生徒たちにも聞いてもらおう!』
と、この企画を広めて実施してくださった先生方に感謝しながら、引き続き未来ある子供たちの成長に少しでもお役に立てればうれしく思います。
みなさんからいただくご縁に感謝ですの日々です。
先日の日曜日は、新2年生の大会に同行しました。
1年間で立派に成長してきた選手たちは、野球はもちろん積極的に、プレー以外のベンチワークも率先して行い、みんなで存分に試合を楽しんでいる印象でした。
野球なので当然一生懸命やっても、打たれてしまうこともありますし、三振もエラーもたくさんありました。一方で力強く振り抜いた打球が外野の頭を超えて行ったり、咄嗟に普段から取り組んでいるバックトスでピンチをしのいだり、良いプレーもたくさんありました。
試合は均衡したシーソーゲームとなり、7-8のルーズベルトゲームに(よく、なるな~)。
1点ビハインドの最終回2アウト走者なしからから2・3塁までチャンスを広げ、2ストライクに追い込まれてから放った打球はライト前に!!当たりが良すぎてライトゴロでゲームセットになってしまいましたが、1試合の中で彼らの多くのチャレンジを見ることができたことが何より良かったと思います。
負けてベンチから引き上げると、そこにあるのは選手のお父さんやお母さんたちの優しい笑顔。
『良い試合でしたね~!』
『子供たちも楽しんでいましたね~!』
勝ったからどうとか、負けたからどうとかではなく、常にお子さんたちを暖かく見守る視線がそこにはありましたが、これこそが子供たちの成長にとって、とっても大切なのだと実感します。
もちろん子供たちもうまくなりたい!良いプレーがしたい!試合に勝ちたい!と思ってプレーしていますが、いつも必ずいい結果が出るとは限りません。まだまだ成長途上の彼らですし、偶然性が高く、複雑な競技の野球だけになおさらです。だからこそ、目の前の結果に左右されない周りの大人の姿勢こそが彼らにとってはとても大切なのだと思います(もちろん指導者も含めて)。
自身のチームに限らず、野球に限らず、スポーツに限らず、様々な場所で子供たちが失敗を恐れずにチャレンジして、成長していける環境を作っていくことができれば、日本ももっともっと明るく前向きな社会になっていくと思います。本当に微力ですが、引き続きそんな環境作りに少しでも貢献することができればと思っています・・・。

日本より10日遅れてMLBが開幕したことはマー君やマエケンの登板報道で耳にされた方も多いかなと思います。
昨年は長年下位に低迷してきたロイヤルズがワールドチャンピオン、メッツやブルージェイズ、カブス、アストロズといったチームが久々にプレーオフに残りましたが、今年もどこが勝ち残るか全く予想がつかず、見ていて楽しいシーズンになりそうです。
マー君がヤンキースで2年連続の開幕投手という報道がなされていましたが、日本人以外の選手に関する情報があまり入ってこないので、少し調べてみました。30球団の開幕投手はそれぞれどこの出身なのかなと。

調べてみると、30球団のうち20球団は地元のアメリカ合衆国出身で、残りの10球団が外国人投手となります。そのうち、アジアは日本人1人(マー君)と台湾人1人(中日でもプレーしていたマイアミ・マーリンズのチェン)の合計2人で、残りの8人はすべてラテンアメリカ出身でした。
そして、意外と多かったのがドミニカ共和国出身の投手で4名もおり、他にはキューバ・ベネズエラ・メキシコ・コロンビアが各1名ずつです。
いつも、滞在中にお世話になっている人口5000人のフアン・バロン村出身のフランシスコ・リリアーノ投手もパイレーツの開幕投手として登板し、見事に勝利をもたらしました。

日本では多くの有能な選手が投手として小さい頃からプレーします。一方で、ドミニカ共和国ではピッチャーはキャッチャーと同じく最も人気の無いポジションの1つで、有望な選手の多くは内野手(主にショート・セカンド)や外野手としてプレーします。国内の優秀な選手は投手をしていないにも関わらず、なぜMLBで開幕投手を務める選手がこんなにも出てくるのか?それを検証して、日本の野球にも活かせることがもしかしたら見つかるのではないでしょうか?
これまでもたくさんの有望な野手、中継ぎ・抑え投手を輩出してきた同国ですが、先発投手の育成方法に関しても学ぶことがたくさんありそうな気がします。日本の子供たち、若い選手たちが持てる力を最大限に発揮できるよう、我々の学びが終わることは無さそうです。