『常にポジティブに生きる人々』

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20151128 escogido

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 ドミニカ共和国へ到着して早くも5日になりました。
 ウィンターリーグ(ドミニカのプロ野球)は大混戦で大変盛り上がっており、子供たちも相変わらず楽しそうに野球をしています。
 これまでも親しくしてくれていた方々との再会、新たな出会い、日本ではありえないできごとの連続、と充実した日々を過ごしています。

20151126 Miranda joshua bateando

20151126 Miranda 1 tokuten

 こちらに来て素直に感じることは人々が醸し出す雰囲気の違いです。そらそうやろう!と突っ込まれそうですが、改めて違う!と感じるほどに違います。

 いわゆるカリブ気質・ラテン気質の彼らは、我々の想像以上にポジティブな発言を繰り返し、ネガティブな発言はほとんどすることがありません。
 『これをやって失敗したらどうしよう。』『ダメだった時の言い訳を考えておこう。』『失敗するのは嫌だから最初からやらないでおこう。』という考えが入る余地はほとんどなく、『きっとうまくいくよ!』『とにかくやってみようよ!』『神様が君を助けてくれるよ!(最後は神頼み)』と、常に前向きで、積極的な言動が国全体の空気を違うものにしているように感じます。

 リスクを考えること、リスクを回避することももちろん時には大切です。でも、そればかりにとらわれていて、新たなことに挑戦できない、部下や子供たちの挑戦の機会を摘んでしまうことは、新たな成長のチャンスも消してしまうということも事実としてあると思います。

 野球でも、仕事でも、普段の生活でも、その積極性を存分に発揮して暮らしている彼らから今回の滞在でもたくさんのことを学び、微力ながら日本の社会にも貢献していくことができればと改めて思っています。

 日本の社会はもっと明るくできる!皆さんと共にこれからも活動を続けることができればと思っています(^^♪
 こちらの様子はこのブログ等でご紹介していきます! 

『長崎に⚫⚫あり!』

今週末は、長崎で2つの講演活動をする機会をいただきました。

20151113 Hasami genkan

到着後すぐの午後からは山間ののどかな町、波佐見町の中央小学校4年生のみなさんに。
20151113 Hasami kiritsu

小学生は初めてだったので、どうなるかな〜と不安もありましたが、子供達の素直な反応と、想像力を存分に発揮したビックリ発言の連発で、話しているこちらを何度も笑わせてくれました。

20151113 Hasami te

質問攻めの後は、抱っこおんぶ攻め!たった1時間の出会いでしたが、学校を離れるのが辛かったです。。。子供達の魅力は世界共通ですごいなと改めて感じました!!

夕方からは佐世保へ移動して、中学校の指導者対象の研修会。こちらも初対面の先生方でしたがとても熱心にご参加いただきました。(みなさんの感想、近日中に紹介させていただきます。)

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今回、このような機会を作ってくださり、主催者として多くのスタッフの方と共に企画・運営いただいたのは長崎と福岡を拠点にされている、スポーツ用品販売会社の『株式会社ハスポ』さんです。
HP → http://haspo.jp/top.html

自分たちは商品を売ることが仕事だけれど、それだけではなくより良い指導法を知っていただく機会を作り、日本のスポーツが置かれている環境をもっと良くしたい、といった思いで今回開催してくださりました。費用面もすべてHASPOさんの負担・・・、『社会貢献事業ですから!』とおっしゃいますが、商売をやっていくことも簡単ではないこのご時世に、商品を販売するだけではなく世の中を良くしたい!という心意気に頭が下がります。

20151113 Sasebo3 Mori

(男前の森社長、挨拶も決まっています♪)

研修会にご参加いただいた方々からは『もっともっと話が聞きたかった。』『違う地域の先生方にも聞いていただきたい!』というお言葉もいただき、HASPOさんからも『次回も必ずやりましょうね。』とお声がけいただきました。

自分ができることは限られたことですが、世界や日本の野球、そして様々なことから学びをさらに深めて、縁あってお話を聞いてくださる方にさらにうまく伝えていけるようにしたいなと思っています。

立場は違っても、日本の未来を明るくしたい!日本の子供たちに素敵な人生を歩んでほしい!という思いはみなさん持たれていると思います。その中で自身ができることをコツコツ継続です。

長崎のみなさん、ありがとうございました!お世話になりました!

長崎にHASPOあり!!
http://haspo.jp/top.html
これからもよろしくお願いします♪
 

『あくなき向上心』

 横浜DeNAベイスターズで4番打者として活躍している筒香選手がドミニカ共和国のウィンターリーグに挑戦するという記事が出ました。

 DeNA筒香 異例ドミニカウインターL参加へ 主軸が自ら志願

 これまで、日本人がドミニカ共和国のウィンターリーグに参加すると言えば、まだまだ1軍出場経験の少ない選手(投手のみ)が、様々な経験を積むために訪れるというケースばかりでしたが、今回はすでに日本でも活躍している選手(野手)が自ら参加したいとの意思表示をしています。

20151110 Ciriaco

20151110 Estrellas 

 このウィンターリーグに関しては日本で報道されることがほとんどないため、正しく理解されていないケースが多いと思いますが、実際には現役メジャーリーガーや将来有望な若手マイナーリーガーが出場し、中でもこのドミニカ共和国のリーグは人気・実力ともに非常に高いものがあります。特に、これらカリブ地域は投手よりも野手のレベルが非常に高く、試合に出る(レギュラーになる)だけでも容易なことではありません。

20151110 Erick G

 今回、日本の主力選手が挑戦することに、マスコミでは『異例』という表現が使われていますが、日本を代表するバッターになっても現状に満足することなく、もっともっと高いレベルのパフォーマンスを目指す筒香選手にとっては、ある意味『当然』の行動なのかもしれません。

 野球選手も、指導者も、一人の社会人も、家族の一員としても、何事も『これでいいのだ』と思った瞬間に退化は始まるのだとつくづく感じます。時代は進み、競争が続く中で、自身が立ち止まることは、どの世界でも後退を意味します。たとえ、結果を残したとしても、それは相対的な世界での結果であって、絶対的な進化のゴールにたどり着くことはありません。だからこそ、我々の進化を続ける旅は終わることがないのだと思います。

 今回、11月末から私自身も通訳兼コーディネートでドミニカ共和国を訪問する機会をいただきました。自分自身もまた新たな出会いと学びを得て帰国したいと思っています。
 まだまだ若干23歳ですが、彼の行動からも見習って、どんな立場であっても『あくなき向上心』を持ち続けて進んでいきましょう。
 

『どうすればメジャーリーグで通用するショート・セカンドを輩出できるのか??』

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 昨晩は関西を中心に20名の若手(35歳以下限定!)野球指導関係者にお越しいただき、第4回指導力向上セミナーを大阪・江坂で開催しました。

 今回のテーマは守備力向上!
 まずは世界最高峰のメジャーリーグのプレーを見ていただき、そもそもこのようなプレーは日本人にもできるのかできないのか、できるとすればどういう指導をすればできるのか、というポイントで参加いただいたみなさんと考えていきました。

 特にショートとセカンドというポジションに関しては、アメリカ人よりも外国人が多く活躍している(ドミニカ共和国やベネズエラの選手が非常に多い)、大柄ではない選手もたくさんいる、打撃力がまだまだ乏しくてもレギュラーとしてプレーしている、ことを考慮すると日本人でも十分やっていけるのではないか?と思うのですが、もう何年もこのポジションでレギュラーをつかめる日本人はいません。

 ロビンソン・カノー、エリック・アイバー、スターリン・カストロ、ホセ・レジェスなど多くの二遊間を輩出しているドミニカ共和国の各年代における練習や試合風景の動画を見ながら進めていきましたが、ご参加いただいた皆さんの熱意・集中力は我々も驚かされるほどでした。

 選手たちにもっとうまくなってほしい、もっと能力を引き出してあげたい、その思いはみな変わらないと思います。その方向性とそこにかける期間を間違わないように(短期的な結果を求めないように)、これからもじっくりどっしりと取り組んでいきたいと思います。

 小学生・中学生以外の年代でも、様々な経験を活かして微力ながらお役に立つことができればうれしく思います。