『月間・みえ!!』

20159 nabari

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 大阪からさほど遠くないところにある三重県ですが、これまであまり訪問する機会はありませんでした。
 この9月には、その三重県で2度も講演する機会をいただき、ぐっと距離が近づいた気がします。

 前半は西部に位置する名張市(鶴橋から1時間弱なんですね・・・、近い!)にて、後半は県庁所在地の津市にてお話しさせていただきました。

20159 Nabari Zentai

20159 Nabari Hitori


 これまで同様、アジア・アフリカ・ラテンアメリカでの野球指導経験や、メジャーリーガーを多数輩出するドミニカ共和国と日本の野球指導方法・育成システムの違いについてお話しさせていただきました。
 初めてお会いする方も多かったのですが、時間がたつにつれてお互いの緊張もほぐれ、特にドミニカ共和国での練習風景の動画・試合の様子の動画を見ながらの質疑応答はおおいに盛り上がったのではないかなと思います。

 実は海外の野球を通して客観的に見てみると、日本で当たり前と思われていることの中に意外な一面が存在していることが垣間見えてくるのだと思います。そういった感覚をこのような研修会を通じて感じていただき、ひいては今後指導者の方々が選手たちを指導する際に少しでも役立てていただけるのであれば私自身もとてもうれしく思います。

 今回の縁を一度きりのものとせず、お互い引き続き学び合える機会を作っていければと思っています。
 

『楽しくないはずがない!』

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 5連休中の話ですが、この秋も堺ビッグボーイズのセカンドチームとして出場する南花台フューチャーズの指揮をとらせていただきました。ボーイズリーグの関西秋季大会阪南支部予選に挑戦です。

 中学生の選手たちは、もちろん自身がベンチに入れずに応援に回っても、精一杯声を出して応援してくれます。でも、やっぱり自分もプレーがしたい、ベンチに入りたい!!!南花台フューチャーズの結成でそのチャンスができた!!!前日の練習から、自分たちも試合ができる!という今回フューチャーズに登録された選手たちのルンルン気分が伝わってきます。

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 試合はチーム唯一の女子選手が先発投手!コントロール良く投げ込み、良い試合を作ってくれました。惜しくも5対1で負けてしまいましたが、7回までフルイニングで試合をすることができ、その間に選手たちのたくさんの表情を見ることができました。

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 まだまだ小さな選手たちは、体を目いっぱい使って野球が楽しいと表現してくれます。良いプレーができて笑顔、打ち取られて『くそ~、次は打つぞ~!』と笑顔、そもそも野球をすること自体が楽しくて何をしていても笑顔!こんなに楽しそうに野球をする中学生のチームが日本に他にあるやろうか?と、ふと試合中にベンチで考えてしまいました。

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 でも、思えばこれが当たり前であり、そもそものスタートラインなのではないかと思います。好きで始めた野球、ミスしてしまっても怒られることなく『気にすることないよ!次も挑戦しよう!』と背中を押されるだけ、良いプレーができたらもちろんうれしい。この循環に野球が嫌いになる要素は全くなく、もっとプレーしたい!もっとうまくなりたい!という心が育まれ、子供たちは好きな野球をもっともっと好きになっていくのだと思います。

 残念ながら、まだまだ勝たなければならないが故の(勝たなくてはならないというわけではないのですが・・・)指導者から選手に対する心無い罵声・怒声が耳に入ってしまう日本の少年野球現場。試合に負けてしまっても負けはなく(もちろん勝ちたいけどね!)、試合ができること、プレーできることこそが勝ち(価値)の南花台フューチャーズが日本の野球界に果たす役割は実は小さくないのではないかなと思います。

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 『みんなと一緒に野球ができることを心から誇りに思うよ!』
 選手たちと共にまた大きな一歩を踏み出せたような気がします♪
 バモース、バモース!

 お陰様でファーストチームの堺中央ボーイズ(堺ビッグボーイズ)は予選を突破し、関西秋季大会本戦出場となりました(フューチャーズの選手たちの応援が背中を押してくれたかな♪)
 

『人生七転び八代亜紀』

Boca chica umpire bola

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 『海外で学んだことをぜひ日本の現場でも還元したい!』という思い、『日本の子供たちの可能性をどんどん広げてあげてほしい!』という海外の方々の言葉、これらを原動力に日本のみなさんと日々活動させていただいています。

 『何の仕事をやっているのですか?』と聞かれても、『僕の仕事、誰もやったことがないことだから、仕事の名前がないんですよね・・・』と。決して遊んでいるつもりではないのですがw。

 周りのみなさんの暖かいご支援で、思っていたより前に進めているのでは!と思う日もあります。一方で進み始めたのに、思わぬトラブルでとん挫ということも。

 人生は1回負けたら最後のトーナメント制ではないので、一喜一憂せず心揺さぶられずに、勝ったり負けたりしながら進んでいきたいなと思っています。

 日本のアマチュア野球の現場も、トーナメント制ではなく人生により近いリーグ戦に!!社会に出たら色々あるからこそ、教育の現場もそれに近くなればいいなと(本来そうあるべきなんですが)心から願いながら今日も元気に活動です!!
 

『還元する機会に感謝』

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 ドミニカ共和国とアメリカでの1か月半の滞在から帰国して、早くも2週間がたちました。
 今回のドミニカ滞在では、ドミニカン・サマーリーグ(メジャー各球団がドミニカに設置しているアカデミー同士の試合で、主に17-18歳前後の選手たちがプレー)の試合や、アカデミーとの契約を目指すプログラム(主に15-16歳)同士の試合などを数多く見ることができ、両カテゴリーの指導者の方々ともたくさんお話しする機会をいただきました。
 そして、アメリカではそのドミニカ出身で親しくなった選手たちがプレーするメジャーリーグの試合や、マイナーリーグの試合のみならず、LA遠征で合流した堺ビッグボーイズと共に現地の大会に参加させていただくという貴重な機会もいただきました。

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 もちろん、日本にいても、海外にいてもですが、何をしていても毎日が新たな学びの連続で、今回もたくさんのことを学ばせていただきました。

 そして、それをどう日本で活かしていくか・・・。

 この2週間で様々な方と再会し、みなさんの変わらぬ笑顔に日本に帰国したことを実感しています。
そして、『ぜひ、またうちの学校に来て生徒に伝えてあげてください。』、『ぜひうちの県で指導者の勉強会を開催しますので来てください。』と暖かい声をかけていただいています。

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 そういった方々がいてくださるからこそ、還元する機会をいただくことができ、また学びに行こうというエネルギーが生まれてくるのかなと思います。

 学んだことを還元する機会をいただける、このような縁に感謝しながら、日本滞在中も元気に活動したいと思います!