
ボーイズリーグ(日本少年野球連盟)に新たなチームの誕生です。
総勢113名となった堺ビッグボーイズの新たな取り組みとして、兄弟チームの南花台(なんかだい)フューチャーズが発足しました。
毎年たくさんの子供たちが、「ここで野球がしたい!」と堺ビッグボーイズに入部してくれていますが、ベストメンバーで戦う公式戦だけは、最高学年にもかかわらず、どうしてもベンチに入れない選手が出てきてしまいます。
(その他の大会は複数チーム出場や、メンバーを入れ替えての出場です。)
そんな堺ビッグボーイズの登録メンバーから外れてしまう3年生たちにもなんとか公式戦の晴れ舞台を用意したい。そういった思いによって誕生したチームです。(もちろん練習はこれまで通り全員で行い、公式戦だけ2チームで出場します。)
そんな想い溢れる南花台フューチャーズの初代監督を、この度、私が務めることになりました。
この土曜日にはさっそく6月から始まる支部予選の両チームのメンバーも発表され、初代・南花台フューチャーズには15人の3年生を含む20人が登録されています。
特に15人の3年生たちにはそれぞれ様々な想いがあると思います。
ただ、一つ言えることは、彼らにも公式戦のベンチに入る機会があり、自分たちで試合もできる!ということです。
みんなで背番号選びもして、日曜日に行われた練習試合(紅白戦?)では意外にも(?)堺ビッグボーイズを苦しめていました。w
堺ビッグボーイズに善戦できたフューチャーズの選手たちは早くも自信満々?、「僕たち全国制覇もできますよ!」という強気発言も飛び出しています。
そうなんです。彼らが表現する通り、我々には守るものは何もないんです。野球ができる・プレーできる喜びをグラウンドで表現するだけ、振り返ることは何もなく、ただひたすらに次へ、次へと。
行くぞ!フューチャーズ!
¡Vamos! フューチャーズ!

2015年度もスタートして早くも1か月半が過ぎました。
大阪はもう夏がそこまできている陽気です。
(週末の練習はもちろんすでに短パンです!)
もうスタートしてしまっているのですが、今年度の自身のテーマは『発信』です。
時代は我々の子供時代とは変わり、情報を得る(伝える)ツールも変わってきました。
質はどうかわかりせんが、情報量も増えてきていると思います。
そして、得る(読む)側の方々も非常にたくさんの選択肢から、自身が納得できるものを探せる時代になってきているのではないでしょうか。
『いつもブログ読んで共感しています!参考にしています!』
最近、そのようにお声掛けいただくことが少しずつ増えてきました。
非常にうれしいことです。


そして、この春、以前から自身が指導していただいている宇城先生のお声掛けにより季刊『道』にも、海外の野球・日本の野球に両方向から接して自身が感じていることを掲載していただきました。
6月5日(金)には大阪で、19日(金)には東京で、『ラテンアメリカ野球から学ぶ、選手指導・育成研修会』も行いますので、ぜひみなさん来てくださいね。
大阪会場→
https://www.facebook.com/events/869725006417557/ 東京会場→
https://www.facebook.com/events/387982038053411/ お申し込みは info@bb-future.net まで、参加の旨をメールください。お早目に!
もちろん、自身が発信していることすべてが正しいとは思いません。まだまだ、勉強しないといけないし、実践も必要やし、学びは終わらないのだと思います。
一方で、その時その時で感じていることを、色々な発信を通じて、日本の固定概念にとらわれることなく、これからの日本の野球・スポーツ・教育・未来をより良い方向に向けていくことにつなげられればいいなと考えています。
発信するためには、自身が動いて、実践も続けていくことが大切ですね。
ということで、今日も『バモス!!』です!

NPO法人BBフューチャーが主催する『指導力向上セミナー』、2015年度の第1回目を昨日実施しました(1年間で全6回のコースです)。35歳以下の若手指導者や指導者を目指す方々、約20名が集合です。
初めてお会いする方、これまであまり話したことがなかった方もたくさんご参加いただき、フレッシュなセミナーとなりました。

第1回目のテーマは、『日本野球の良いところ・改善すべきところ』!
グループワークで様々な意見を出していただいた後に、本セミナーのナビゲーター・阪長より、『選手育成』という切り口で、多くのメジャーリーガーを輩出するラテンアメリカ(特にドミニカ共和国)と日本の野球指導法の違いについてご紹介。その後、その『選手育成』に重きを置いて実践している堺ビッグボーイズの取り組み紹介も行いました。
『指導者が良かれと思ってやっていることで、実は選手たちの成長を妨げていることがたくさんある・・・。』
まずは、指導者自身の固定概念(これまでの常識)をぶち壊すところから始めないといけないのかもしれませんね。
若手だけの集まりということでプレッシャーが少ないのか(笑)?、質疑応答時間もどんどん質問の手が上がり、みなさん積極的にご参加いただきました。1時間半があっという間に感じたのも、そんなみなさんの姿勢があったからこそだと思います。

時代はどんどん移り変わります。社会も変化しています。その中で野球だけが昔の指導方法のままで良いんでしょうか?指導者が過去の経験だけで選手たちに指導して良いんでしょうか?
『子どもたちの未来のために』、変わらなければならないのは、『おれはわかっている、できている。』と思っているその人自身なのかもしれませんね(自分も含めて、気をつけねば・・・?)。
あと数名であれば2回目からもご参加可能ですので、お早めにお問い合わせください。
2回目のテーマは・・・、まだ内緒です♡

先日、中学1年生の試合形式の練習中のできごと。
(試合形式とは言え、自分でノックを打って走るノックゲーム)
ショートの選手が豪快なエラー。
小学校の時にエラーしてよく怒られていた(?)選手は一瞬指導者の顔色を伺います。
もちろん?プレーの結果に対して何も言わない指導者たち。
一瞬の沈黙を打ち破ったのは、『ドンマイ・ドンマイ、気にしなくていいよ!切りかえて行こうぜ!』というエラーした本人の明るい声でした。
もちろん、その後グラウンド中が爆笑と和やかな空気に包まれたのは言うまでもありません。
そして今日も同様の練習中、サードの横あたりで様子を見ていると、次々に子供たちが近寄ってきて、
『おれ、エラーする気がせえへんねん!』
『全部アウトにできるとしか思われへん!』
『全部おれのところに打ってきてほしい!』
と、口々に話しだします。
もちろん、まだまだエラーもするし、アッと驚くファインプレーもする、みんな失敗と成功の繰り返しです。
でも、エラーしても、良いプレーをしても、次も(次こそは)うまくやってやろうと、笑顔で楽しんでいます。
『前向きにやれ!積極的に行け!』と選手に言うことが指導者の役割ではなく、前向きに積極的に子供たちが野球をできる環境をつくることが指導者の役割だと改めて思わされました。
結果がどうであれ、『できる!』と思ってやってみる。
12歳の子供たちの姿勢から学ぶべきこと非常に多しです。