小学生の野球に全国大会は必要か??

皆さま、こんにちは。


暖冬とは言え、冬を迎えた日本の全国各地で、野球に関連する勉強会やイベントが多く開催されています。
そのうち、いつも大変お世話になっている、慶友整形外科病院の古島先生らが主催されている第2回ぐんま野球フェスタにお伺いしました。

ポスター

学童野球の指導者講習会(なんと800人以上が聴講!)に加え、埼玉西武ライオンズによる野球教室、ベースボール5、高校生による少年野球指導、肘の検診など様々なイベントが行われ、集まった人々は2000人を超えていたのではないかと思います。

参加者

自身は学童野球の指導者講習会で45分ほどの講演、および、パネリストとしてパネルディスカッションに登壇させていただきました。
ぐんま野球フェスタでは、昨年の1月に学童野球での全国大会における球数制限70球が発表され、その後実際の導入の大きな原動力になりました。


今年は、ディスカッションの中で、投球数制限以外のルール作りも必要ではないかという議論になり、投手の投球距離を1メートル短くする、ホームベースを大きくする、盗塁やパスボールに制限をかける、カウント1ストライクから始めるなど、投手を守り、より小学生のゲーム性を高める提案がなされました。

セミナー

自身は、小学生の全国大会であるマクドナルド杯における小学生の怪我の多さに問題意識を持ち(全国大会に出場した約1000人の選手の肘検診を実施し、実に投手の半数が肩・肘に痛みを抱えた経験があり、エコー検査の結果は7割以上の投手に異常がみつかった現状を鑑み)、そもそも小学生にとって全国大会が必要なのか?という提案をしました。
大人の事情でスポンサーなどもつくため、大会が乱立したり、全国大会が開催されていますが、小学生はせいぜい県大会くらいが頂点で良いのではないか?無理して高い怪我のリスクを負ってまで12歳で全国大会を目指し、そのような大会を開催する必要があるでしょうか?と。
アメリカでは高校生の全国大会もないくらいですので。


とはいえ、なかなか受け入れてもらえないんだろうなと思いながら話していると、意外とうなづいて聞いておられる方がちらほら。
すかさず、となりにいた、スポーツジャーナリストの中島大輔さんがせっかくなのでと、全国大会が必要と思う指導者の方に挙手をお願いすると800人中2・3名ほど、一方で不要だと思われる方に挙手をお願いするとなんと多くの方が挙手されていました(もちろん挙げていない方もいらっしゃいますし、私の発言の直後だったので前者に挙げにくい空気も若干あったかもしれませんが・・・)。


これには、その隣に座られていた全日本軟式野球連盟の宗像専務理事も驚かれたのではないでしょうか・・・。


もちろん、そんなに簡単に全国大会がなくなることはないとは思いますし、もちろんすべて悪だとは思いません。ただ、子どもの健康を第一に考え、これまでやってきたことでも、なくした方がいいものは思い切ってやめてみるという選択肢も今後は選ぶ必要があるのだと思います。

セミナー②

私が言っていることがすべて正しいとは思いませんし、全然変える力もありませんが、何かを変えていくきっかけになる議論が引き続きできればと切に願います。


今回も素晴らしいフェスタを開催された古島先生、慶友整形外科病院のスタッフの方々に敬意を表しつつ、できる活動を微力ながら継続できればと思います!


日本全国で、引き続きよろしくお願いいたします!! 

『2020年もチャレンジと学び多き1年に!』

 皆さま、明けましておめでとうございます!
 今年も年越しはドミニカ共和国にて、13時間遅れで、あと7時間ほどで年越しです。

 2020年も皆さんと共に良い1年にできればと思っています。

 先日、メジャー通算951試合に登板し、327セーブをあげている、フェルナンド・ロドニー投手と話す機会がありました。2013年のWBCドミニ共和国代表でも抑えとして活躍して優勝、42歳を迎えた今期もメジャーで55試合に登板、ナショナルズの一員として球団初のワールドチャンピオンに貢献。それでいて、現在もドミニカ共和国のウィンターリーグで登板をしているというのは、本当に野球が好きだからこそなせる業かと思います。

 そして、彼が我々に語ってくれた言葉に耳を疑ってしまいました。
 『自分は長い間、プレーしているが、今でも毎日が勉強だよ。野球には新しいことが毎日起こる。うまく投げられず打たれたとしたら、それは新たな学びであり、最高に調子が良くて打たれる気が全くせずに抑えられる日もあるけど、それがなぜかはわからない?なぜかわからないから、それもまた学びなんだ。打たれても、抑えても、すべてが学び、だから僕はマウンドに立ち続けるんだ。』

 超がいくつもつくスーパースターですが、本当に気さくで、そして落ち着いていて、心優しく誰の言葉にも耳を傾け、絶対に上からものを言わない彼の人柄についつい引き込まれてしまいます。

 立場は全然違うし、レベルも全然違うけれども、失敗も成功もすべて学びであることは、誰にでも一緒のこと。
 彼の言葉も胸に、チャレンジと学びの1年にできればと思います!!

 皆さまと近いうちにお会いできること楽しみにしています!!
 Vamos!!
 

『ボーイズリーグ 春季全国大会阪南支部予選 ベスト4進出』

2019年9月から堺ビッグボーイズ(公式戦出場名:堺中央ボーイズ)の監督を引き受け初めての全国大会予選に参加しています。
我々が所属している阪南支部は現在12チームが加盟しており、4チーム3リーグの予選リーグが行われ、各リーグ上位2チームの合計6チームによる決勝トーナメントが行われます(本戦出場枠は1チーム)。
毎回ですが、リーグ戦はどこが勝ち抜くか、決勝トーナメントでどこと対戦するか最後までわからない展開となり、非常に面白みを感じます。

走る

予選リーグの初戦では前回の関西秋季大会支部予選で敗戦したチームと対戦する組み合わせとなりました。
前半で2点リードされましたがなんとか追加点を与えず接戦に持ち込み、中盤でチャンスをものにして逆転、最終回にもダメ押し、結果6-3で勝利することができました。

バッター

ランナー

ベンチ

劣勢になっても粘り強く、我慢強く、そして逆転のチャンスをうかがってモノにする。
逆転しても気を抜かずにさらに攻撃を重ねる。
このような勝ち方は現在のチームでは公式戦では初めてであり、選手たちの表情にも自信が表れていました。


予選2試合目は13-1でコールド勝ち、予選リーグ1位、全体でも2位に入り、ベスト4に進むことができました。


準決勝、決勝は2月22日、23日に堺市内で開催される予定です。
冬場のコンディションをどのように調整していくか、悩みどころではあります。


もちろん、一番大切なことはこれまで通り、子どもたちの将来の活躍、怪我無く野球をプレーしてもらうことに変わりはありません。無理をさせない中で、勝負は勝負として、最大限勝利を目指していくこと、これが選手の自信にもなり成長につながるのであてば、これも大切なことだと実感しています。

監督

育成、将来の活躍を一番に考えた指導を行うが、それを目の前の敗北の言い訳にせず、最大限勝利を目指す。
引き続き、堺ビッグボーイズの活動に注目いただければと思います!
よろしくお願いします!!
 

『やはり大苦戦・・・』

先々週は韓国へ、週末に日本へ帰国後、先週は台湾に滞在していました。
プレミア12に参加していた、プエルトリコ代表へのお仕事でしばし帯同、残念ながら敗退してしまいましたが、監督・コーチ・選手・スタッフの皆さん、本当に親切な方々で気持ちよく過ごさせていただきました。

球場

オーダー表

プレミア12は世界野球と言われていますが、実際には世界最高峰のメジャーリーグ30球団の40人枠ロースターに入っている選手は出場できない大会(つまり、現時点で世界最高峰の1200人の選手が参加できない!)になってしまっており、その他にも多くの有望な選手が出場しにくい状況にあります。
例えば、ドミニカ共和国では現在、現地のプロ野球であるウィンターリーグが真っ盛りで、ここでプレーする選手は球団からの許可が下りにくい状況です。


ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコなどは、WBCに比べるとかなりの戦力ダウン。
プエルトリコにいたっては、約4分の3の選手が今年は所属球団(通常はメジャー契約できなくとも、マイナーかメキシカンリーグでプレー)がなくプエルトリコの国内リーグ(アマチュア選手とともに週末のみ開催)でプレーしていた選手によって編成されていました。

試合前

練習

試合前その2

それにもかかわらず、日本打線はベネズエラ・プエルトリコ・オーストラリア相手に大苦戦で、3試合とも相手チームの自滅(四球やエラー)でなんとか勝利しています。
そしてついにはマイナーリーガー中心のアメリカに敗戦(アメリカは自滅しなかった)。
現地で見ていて、やっぱりなという印象です。


もちろん、日本の選手を批判したいわけではありません。
彼らに最大限の敬意を表します。


ただ、言えることはこれらの国の選手と日本の選手の打ち方がまるで違う。
そして、これは身体的な違いから来るのではなく、育ってきた環境の違いだと痛感します。

puremia12.png

海外では中学年代から試合も含めて木製バットや低反発の金属バットでプレーしているため、ミートポイントは体の近くでとにかくインサイドアウトで打つことを心がけます。
あてるだけではヒットにならないので、空振りすることも覚悟でしっかりスイングします。
一方で日本の金属バットは当てれば飛んでいくので、しっかりスイングするよりはあてることを幼少期から重視、インサイドアウトでなくてもボールは飛んでいきますし、ミートポイントも投手よりでも打ててしまいます。
木製バットをもって、海外の投手の力強く、そして、手元で微妙に変化する投球を打ち返す技術は身につけられないままプレーすることになります。


もちろん、それでも日本のプロ野球で活躍することはすごいことなのですが、本当の意味で世界一を狙うのであれば、また世界最高峰の舞台(メジャーリーグ)にもっともっと多くの打者(野手)を送り出せるようにするには、アマチュア世代のルール改正などから改革していかなければならないと、今回改めて目の当たりにして痛感しました。


私が一人で言ったところで何も変わらないのですが、周りの皆さまの協力を得て、微力ながら日本の野球界をよりよい方向に進めていくことができれば・・・。


想いを新たに日本での活動再開です!

試合始まる
 

『監督として』

 皆さま、こんにちは!


 遅ればせながら、2019年の9月より、堺ビッグボーイズ中学部の監督を務めることになり、新チームスタートとともに活動を開始しています。
約90名を預かる大きなチームですが、少しでも良い方向に持っていければと思っています。
相変わらず国内外問わず出張が多いのですが、優秀なコーチの方々の力を借りながら進めていければと思っています。

試合前

 これまでも様々なところで発信してきましたが、堺ビッグボーイズは様々なチャレンジを行っています。
投球数制限や変化球制限、練習時間短縮、怒声罵声の禁止などは、ここ1~2年で世間でも話題になるもっと以前から実施しており、常に未来を見越したチャレンジはこれからも行っていきたいと思っています。
これはチームとして2年連続全国制覇を成し遂げた際に、その年代の選手たちが思いのほか伸び悩んだこと、周りのチームでも同様の現象が起こっていることにも起因しており、私自身も海外の育成方法を目の当たりにして日本の子どもたちの未来をもっと広げられるのではないかとの想いももって取り組んできました。
 このような発信もあり、堺ビッグボーイズに非常に多くの子どもたちが集まってくれるようになったことは大きな成果でもあります。(今では小中学部合わせて180名を超える組織になりました・・・)

円陣

 一方で、周りからは誤ったとらわれ方をするケースもあるように感じています。
いわゆるこれらの取り組みは反勝利至上主義の取り組みですが、勝利至上主義の反対=勝たなくていい、気楽にやればいい、と理解されるケースが多くあります。しかし、これは我々の目指すところではありません。


 やりたいことは・・・、
1に選手の将来的な活躍を最大限考えた指導。
将来の活躍や、人間的成長を重視し、怪我で苦しませない、燃え尽きさせない、若いうちの酷使をしない、姑息な手段は使わないことを大前提として・・・。
その上で、スポーツなので当然ですが、最大限勝利を目指す!ということを選手・指導者とともに目指していきたいと思っています。
反勝利至上主義を勝利からの逃げに利用するつもりは全くありません。

イェーイ

これらを実現するための方法を常に探し続け、実行していきたいと思っています。
38歳にして、また新たな学びの旅が始まったような気がします。
すべての機会に感謝して、皆さんと一緒により良い方向に進めていくことができれば。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。